教授あいさつ

名古屋市立大学脳神経外科学教室を代表して、皆様にご挨拶申し上げます。

名古屋市立大学 脳神経外科学教室は、1977年9月初代永井肇教授が就任されてから、第二外科学教室の脳神経外科診療部門を基盤として開設されました。1994年には、山田和雄先生が第2代教授として就任され、長い歴史の中で育ち、発展してきました。2016年1月、わたくし間瀬光人が第3代教授として就任いたしました。

名古屋市立大学脳神経外科では、脳血管障害や脳腫瘍をはじめ、パーキンソン病や脊髄脊椎疾患・小児の脳疾患に、各領域の専門医とともに、専門性を生かした幅広い診療に対応しています。ナビゲーションシステムや脳定位手術装置、ハイブリット手術室を完備しており、さらに機能野の病変に対しては覚醒下に脳機能マッピングした上での摘出術を行うなど、医療安全に最大限の配慮を行いながら,より高度で専門性の高い手術治療を提供しております。さらに当科は、近年発達が著しい脳血管内治療や神経内視鏡手術を積極的に取り入れて、より低侵襲な治療を提供している、国内でも有数の施設であることを自負しています。

患者の皆様へ

脳神経外科では脳・脊髄疾患を対象に、手術を中心とする方法で、患者さんを治療しています。患者さんの希望を十分に聞いた上で、できるだけ低侵襲な方法で機能改善を図ることを診療科のモットーとしており、専門分野の担当医が的確な診断と治療を行うことを心がけています。セカンドオピニオンも広く受け入れております。治療方針等で悩まれた際には、お気軽にご相談ください。

医療関係の皆様へ

当科では脳神経外科診療において充実したスタッフによる診療を行っております。当科にご紹介いただく患者さんに誠実な対応を心がけておりますので、ぜひご利用ください。見学等も受け入れておりますので、医局までご連絡ください。

医学生・研修医の皆様へ

当病院では充実した設備を備え、日本では数少ない治療や手術を、多くの指導医や専門医のもと学ぶことができる環境が整っております。脳神経外科医を志す医学生や研修医の先生方で当科での研修を希望される場合は大歓迎ですので、ぜひご連絡ください。